桜春AS

おうしゅんAS

キャベツ

播種時期が広いサワー極早生キャベツ

桜春AS

基本情報

品目 キャベツ
品種名 F1 桜春AS[おうしゅんオールシーズン]
タイプ サワー・極早生
球形 やや甲高
草姿 やや立性
草勢
対応作型 春まき・夏まき・秋まき
最適作型 春まき5月上中旬収穫
高冷地・冷涼地
一般地
暖地
収穫目安 春まきで60〜63日・夏まきで55〜58日・秋まきで150〜160日
球重目安 1.2〜1.4kg

品種特徴

○春・夏・秋の3季播きに対応した春系品種。純サワーらしい外観品質および葉質を有する。
○球形は腰高でやや照りのある鮮緑色。定植後から収穫までの目安の日数は、夏播きで55日、春播きでは60日となる。球重は1.2~1.4kgとなる。
○秋播き、春播き栽培時での不時抽苔やチャボ玉の発生は極めて少なく、結球は安定している。
○葉質はやや厚めであるが、水分に富み、非常に柔らかく生食に適する。

栽培方法

<栽培管理>

当社品種の中では純粋なサワータイプに分類されます。3季播きに対応できる品種ですが、作型ごとにポイントがあるので下記内容に十分留意して栽培を行ってください。


作型 春まき
播種・育苗 低温対策必要(10℃以下は不適)温床マットやトンネル設置。ただし春先の晴天時は高温にもなりやすい。25℃以上では通風を図る。
肥培管理 元肥メイン(元肥:追肥=2:1)(収穫期には肥効を落とす)残効が強いと収穫期の適温で生育が進みすぎ、裂球を助長する恐れ(可能性)あり。
注意事項 栽培後半は(生育)適温期のため、生育は早く進む。裂球予防として適期収穫に努める。
作型 夏まき
播種・育苗 高温対策必要(30℃以上は不適)育苗トレイ上部の遮光、通風を図るなど。ただし過度な遮光は徒長となりやすく注意。
肥培管理 元肥メイン(元肥:追肥=2:1)生育期間が短く、初期生育が重要。活着後のスムーズな生育で葉枚数を確保する。
注意事項 厳寒期にはアントシアニン発生。11月中下旬までの収穫を推奨。
作型 秋まき
播種・育苗 適温期のため播種の注意点は特に無いが、定植は11月中下旬までに実施。厳寒期前に苗の活着が越冬のポイント。
肥培管理 追肥メイン(元肥はリン酸多め)(元肥:追肥=1:2)越冬に向けては地上部より地下部の発育を促す。追肥は2月下旬頃から2回程度に分けて株の様子を見ながら行う(チャボ玉および裂球防止)。
注意事項 越冬時の苗サイズ(葉枚数)に注意する。大苗越冬は抽苔を引き起こす。(目安:展開葉で10枚程度まで)

<栽培方法>

株間は32~35cm、条間は65cmの1条定植で、栽植本数は4,500~5,000株/10aを推奨。ただし秋播き栽培では、過湿時には菌核病等の発生の恐れがあるため株間や条間をやや広めに設計してもよい。

肥培管理は一般的な早生種と同程度かやや少なめとし、総施肥量はチッソ換算で12~14kg/10aとします。

基肥・追肥の割合は播種時期・作型によって変更します。夏播き・春播きでは元肥:追肥=2:1程度を目安とし、秋播きでは元肥:追肥=1:2程度を目安とします。


<ご注意>

上記の数値は弊社圃場内での実例であり、各地域によって最適な条件へ変更していただくようお願いいたします。


PDF版資料(1.17MB)

栽培適期表

栽培適期表

購入方法

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よくあるご質問

キャベツがうまく結球しません。

結球にはある一定の葉枚数の状態で一定の気温に遭遇する必要があります。その条件をクリアできる日数を計算し、結球に至るよう作型表を作成しています。
カタログに記載されている播種時期を守って栽培してください。

キャベツが、花が咲いてしまい、結球しません。なぜでしょうか?

春播き栽培時によくある質問です。花芽分化の条件として、低温にある一定期間遭遇する必要があります。播種・定植を早く行い、結球に至る前に花芽分化の条件を満たしてしまったと考えらます。条件は品種によって大きく異なるため、品種によっては春播き栽培に適さない品種もあります。
カタログに記載されている播種時期を守って栽培してください。

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