かぎろひ

かぎろひ

キャベツ

肥大性・食味に優れる
サワー系キャベツ

かぎろひ

基本情報

品目 キャベツ
品種名 F1 かぎろひ
タイプ サワー系・中早生
球形 やや甲高
草姿 半立性
草勢
対応作型 夏まき
最適作型 11月収穫
高冷地・冷涼地
一般地
暖地
収穫目安 夏まきで65〜70日
球重目安 1.5〜1.7kg

品種特徴

○夏播き年内収穫に適したサワー系品種。
○萎黄病に耐病性を有する。
○葉質は柔らかく多汁で甘味がある。結球は締まり良く、巻きも良好のためカット販売にも適する。
○外観の形状よりも、食味はよりサワー系品種に近い。
○一般平坦地の11月収穫にて最も品種特性を発揮する。

栽培方法

<栽培管理>

夏播き年内収穫に適した中早生品種です。一般的な中早生品種に比べて草勢は強く、初期から旺盛な生育を見せます。特に生育適温に入る10月からの生育は旺盛で、外葉形成が強く進みます。

そのため特に黒ボク土での栽培では、やや元肥を抑え、生育の様子を見て追肥で調整することを推奨します。極端な多肥栽培(特にチッソ)では外葉形成が強くなり、結球の遅れ・乱れや小球の発生する可能性があるため注意が必要です。

根張りは良いため、乾燥や過湿条件下には比較的強いです。吸肥力も強く、微量要素の欠乏は発生しにくい品種となります。厳寒期にはアントシアニンの発生が認められるため、収穫時期の設定に注意して下さい(青果目的であれば11 月末までの収穫を推奨)。


<肥培管理>

夏播きの年内収穫品種ですが、10月収穫と11月収穫で肥培管理を少し変更します。


収穫期 10月収穫 11月収穫
注意点 収穫が高温期 11月下旬では霜の可能性あり
対策 収穫前には肥効が落ち着くように。残効が強いと裂球を助長する。 結球期にもやや残効するように。欠乏はアントシアニンを助長する。

<栽培方法>

株間は35~38cm、条間は65cmの1条定植で、栽植本数は4,400~4,800株/10aを推奨。肥培管理は一般的な中早生種と同程度かやや少なめとし、総施肥量はチッソ換算で14~16kg/10aとします。

元肥メインとし、元肥:追肥=2:1 程度のバランスで管理します。球の肥大は強いため、L 球収穫を狙う場合ではやや密植での栽培も可能(株間は33cm程度を推奨)。業務・加工向けに大玉を狙う場合には株間を35cm以上の設定を推奨。


<ご注意>

上記の数値は弊社圃場内での実例であり、各地域によって最適な条件へ変更していただくようお願いいたします。


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栽培適期表

栽培適期表

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よくあるご質問

キャベツがうまく結球しません。

結球にはある一定の葉枚数の状態で一定の気温に遭遇する必要があります。その条件をクリアできる日数を計算し、結球に至るよう作型表を作成しています。
カタログに記載されている播種時期を守って栽培してください。

キャベツが、花が咲いてしまい、結球しません。なぜでしょうか?

春播き栽培時によくある質問です。花芽分化の条件として、低温にある一定期間遭遇する必要があります。播種・定植を早く行い、結球に至る前に花芽分化の条件を満たしてしまったと考えらます。条件は品種によって大きく異なるため、品種によっては春播き栽培に適さない品種もあります。
カタログに記載されている播種時期を守って栽培してください。

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